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これまで同シリーズは発売順にM17 Coyote、M18 Coyote、M18 Blackの3機種でしたが、新たにM17のBlackが新色としてラインナップされました。
パッケージにはSIG SAUERのエアソフト部門であるSIG AIRのロゴが入っていて、オフィシャルライセンスのリアルな外観が再現されています。箱にもマニュアルにも書かれていませんが、製造は台湾のVFCが請け負っているため、品質もバッチリです。
最初の発売となったM17 Coyoteとは色が異なる以外同じように見えますが、スライド左サイドの刻印が少し違っており、"SIG SAUER"のすぐ後ろに"M17"と打刻されていたCoyoteモデルに対し、Blackモデルでは"M17"がチャンバーのすぐ手前の位置にまで後退しています。
上記に関しては、本来の軍用拳銃M17はCoyoteのみであり、P320 Blackは民間用にしか存在しない（つまり、M17とは呼べない）カラーのため、色だけでなく軍用と民間仕様の違いを刻印で表現しているということだと思われます。ただし、フレームやサムセフティは民間仕様ではなく、軍用M17と同様です。
製造ロットによって動作に微妙なクセの違いが見られるシリーズですが、今回のM17 Blackはマガジン温度35℃くらいでも初速90m/s台前半で安定しており、M18 Blackの発売時にほぼ全個体に見られたような、ハンマーSPの強すぎによる意図せぬガス漏れも起こっていません。
全体的にオススメできる仕上がりになっています。今後はP320Xシリーズの発売を期待したいところですね。
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